- 2010-02-22 (月) 4:03
TeamSpeak3 サーバの建て方を解説します。
Mac OS X でも動作するようですが、環境を用意できないので、ここでは割愛します。
コマンドライン操作、ネットワーク設定の基礎知識があることを前提に書いています。
システム要件
TeamSpeak3 サーバを動かすのに必要な条件です。
Windows
Windows 2000, XP, 2003, 2008, Vista , 7 をサポートしています。
32bit 版だけでなく、64bit版もサポートしています。
Linux
libstdc++ 6 がインストールされたLinuxをサポートしています。
Linux kernel 2.5.44 以上、glibc 2.3.2以上。
インストール
Windows
32bit 版と64bit版が公式ページに用意されています。環境に合った物をダウンロードしましょう。
zip形式で圧縮されていますので、適当な場所に展開しましょう。
レジストリの変更やインストール情報の保存は、されないので自由な場所に配置できます。
どこに設置して良いかわからないひとはCドライブの直下に配置すると良いかと思います。
C:\ts3server\
Linux
32bit 版と64bit版が公式ページに用意されています。
環境に合った物をダウンロードしましょう。
ライセンスファイル
TeamSpeak3 のサーバは非営利目的でのみ無料で建てることができます。
ドネーションやアフィリエイト広告程度であれば非営利とみなすようです。
非営利目的のライセンスとして Non Profit License が用意されています。
これには2種類あり、ユーザ登録することにより512人まで接続可能なサーバを建てられる Non-Profit License: Registered と、ユーザ登録はしなくても良いが、32人までしかユーザを接続させることができないNon-Profit License: Unregisteredがありますです。
TeamSpeak3 サーバをダウンロードして、実行しただけだと Non-Profit License: Unregistered が適用されます。
TeamSpeakのライセンス管理団体であるTritonCIAにユーザ登録し、ライセンスファイルを受けとりサーバの実行フォルダに配置するこ とでNon-Profit License: Registered が適用されます。
TritonCIA へのユーザ登録方法についてはここでは割愛します。英語でかかれているライセンス条項を読める人のみ登録してください。
サーバの出力とログファイル
Linuxではサーバはログをコンソールに出力します。
また、サーバを起動しているディレクトリにある、logsフォルダに保存します。
Windows ではlogsフォルダに書き込むのみでコンソールには出力しません。
バーチャルサーバ
TeamSpeak3 では、1つのサーバプロセス(1つのプログラム)で複数の仮想的なサーバを建てることができます。サーバを普通に起動しただけだと、1つのバーチャルサー バが起動されるだけです。
最初のバーチャルサーバは標準で9987ポートを使うように設定されて起動します。2つ目のバーチャルサーバを建てるときは9988、3つ目は 9989と、複数のバーチャルサーバを建てるときは順番に1増えていきます。
コマンドラインパラメータ
コマンドラインパラメータは次の形式でTeamSpeak3サーバに渡します。
例:
$ ./ts3server_linux_x86 clear_database=1 create_default_virtualserver=0
コマンドラインパラメータは保存されないため、次回の起動時にも同じ設定をしたいのであれば、再びコマンドラインパラメータを渡す必要があります。 パラメータを渡さなければデフォルトの値が使われます。
次のコマンド ラインパラメータが使えます。
サーバの起動
Windows
サーバはコマンドプロンプトから起動することが推奨されます。
初回の起動時には、一度しか表示されない重要な情報が表示されます。
この解説を読み終えるまではコマンドプロンプトを消さないようにしましょう。
cd C:\ts3server\ .\ts3server_win32.exe
Linux
初回の起動時には、一度しか表示されない重要な情報が表示されます。
この解説を読み終えるまでは コマンドプロンプトを消さないようにしましょう。
export LD_LIBRARY_PATH=".:$LD_LIBRARY_PATH" ./ts3server_linux_x86
./ts3server_minimal_runscript.sh
管理者権限の取得
通常のクライアント
バーチャルサーバが最初に作成されたとき、サーバの管理者トークンが自動的に作成され、サーバログに次のように表示されます。
-------------------------------------------------------- ServerAdmin token created, please use the line below token=ppEa0Wp6hopKBzKhH5RiUtb5Ggve5aI8J7ifu+/P --------------------------------------------------------
このトークンはTeamSpeak3クライアントで管理者アクセス権を手に入れるために使います。このトークンは一回のみ使用 できます。
サーバのログはサブディレクトリ logs の中に書き込まれます。
サーバクエリクライアント
サーバクエリ接続で管理者権限を得るには、サーバインスタンスを始めて起動したときにコンソールに出力されるパスワードが必要です。
------------------------------------------------------------------ I M P O R T A N T ------------------------------------------------------------------ Server Query Admin Acccount created loginname= "serveradmin", password= "BAIPwM8X" ------------------------------------------------------------------
loginname と password を使ってサーバクエリインターフェイスにアクセスしてください。
これらの情報はサーバ起動時に一回のみしか表示されません。また、再発行することも簡単には出来ないので、必ずメモしておきましょう。
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