MMO-Mumble – Glacier2

先日に紹介したMMO-Mumble ですが、icesecretを使ったサーバ登録がバグっているようなので Glacier2 を使った方法を紹介しておきます。

追記：
バグ報告投げたら、すぐに修正されました。若干手間ですが、こちらの方法のほうが汎用性が高いです。できる人はこちらでやりましょう。

Glacier2 というのは ICE インターフェイスようのルータ（ファイアウォール）のようなものです。

ICE自体はパスワード認証機能をもたないので Glacier2 を使ってパスワード認証を実現します。

Murmur 起動

バージョン 1.2.0 以上のMurmurが起動している必要があります。

murmur.ini を設定して ICE を有効にします。

ice="tcp -h 127.0.0.1 -p 6502"

murmur.ini で icesecret が設定されている場合はコメントアウトしておいてください。

#icesecret=

MMO-Mumble へのユーザ登録

MMO-Mumbleの ユーザ登録ページからユーザ登録します。

登録方法は簡単ですので省きます。自鯖の設定だけなら無償です。

ICEのインストール

ZeroC からICEをダウンロードしてきます。

http://zeroc.com/download.html

Ice-3.3.1-VC90.msi あたりをダウンロードしてきます。開発環境（VisualStudio）をインストールしているなら対応したものをダウンロードした方がトラブルがないかもしれない。

インストールは next と finish をポチポチおせばいけるかと。

passwords

Glacier2の認証に使うパスワードファイルを作ります。

コマンドプロンプトから次のように打ちます。

cd C:\Ice-3.3.1-VC90\bin
openssl passwd [PASSWORD]

[PASSWORD] の部分を自分が考えたパスワードに置き換えてください。コマンドプロンプトにハッシュが出力されます。

次に、passwords というファイルを C:\Ice-3.3.1-VC90\bin に作って、次の内容を書き込みます。

ユーザ名 パスワードのハッシュ

ユーザ名は任意のもので、パスワードのハッシュはコマンドプロンプトに先ほど出力されたものです。

config.glacier2

次の内容を含めて config.glacier2 というファイルを C:\Ice-3.3.1-VC90\bin に作る。

Glacier2.Client.Endpoints=tcp -p 4063
Glacier2.Client.ForwardContext=1
Glacier2.SessionTimeout=60
Glacier2.CryptPasswords=passwords

glacier2router起動

コマンドプロンプトから次のように打ちます。

cd C:\Ice-3.3.1-VC90\bin
glacier2router --Ice.Config=config.glacier2

エラーがでなければＯＫです。

エラーが出る場合は config.glacier2 や passwords の記述が間違っている可能性があります。

ファイアウォールの設定

外部から TCPの4063ポートに接続を受け付けるようにルータやファイアウォールを設定します。

MMO-Mumbleでの接続設定

設定が終わったらMurmurを再起動してMMO-Mumble のロケーション設定ページに行きます。

設定を間違えていなければロケーション（サーバ）が登録されます。

あとは、好きなように設定するとよいかと。