- 2009-12-11 (金) 2:45
- VoIP
私は今は mumble が好きです。
最新の音声コーデックである CELT を採用することにより、高音質かつ低遅延を実現していますし、ゲーミング用途に考慮されているし、サーバを提供するうえでライセンス条の制限も無いし、いろいろと遊びがいがあります。最後の遊びがいは人によっては面倒ととれるかもしれません。あと環境によっては不安定なのも難点かもしれないですね。
他のゲーミング向けボイスチャットソフトを考えると、Ventrilo 2.1.x は音質が難点だし開発もメンテナンスも終わったサーバソフトウェアを公開するなんてあり得ない、Ventrilo 3.0.x はライセンスの面からありえないし(個人で9人以上接続可能なサーバは建てられない)、Skypeはゲーミング用途には疑問が多い、TeamSpeak2 はすでに過去の遺物ですが、未だにメンテナンスが続けられている点は非常に良いですね。現状では Mumble 1.2.0 が最善だと考えます。
ただ、今後も Mumble が好きでい続けられるかは大いに謎です。今のところ期待しているのは Mumble 1.2.0 と TeamSpeak3 です。TeamSpeak3 は、近くβをやるそうなので、それを実際に試してみて良さそうなら、そちらにシフトしようかなと思っています。ただ、スペックを見る限り TeamSpeak3 も Mumble 1.2.0 もスペック上は大きく変わらない感じがします。実際にどちらが良いかは使ってみるしか無い感じですね。
ただ、TeamSpeak3 のリリースはかなり先になりそうです。これは haru のかってな予想ですが、リリースが延びる原因となるのは音声コーデックのCELTです。このコーデック、実はまだ鋭意開発中のコーデックでバージョンが上がると互換性がなくなる可能性がありますMumble 1.2.0 では、複数のバージョンのCELT を使い分け、できるだけ新しいものを使うようにするみたいです。Mumble は非営利で、あまりコマーシャルユース(商用サーバ)には力を入れていないので、それでも良さそうですが、TeamSpeak のように商用でサーバを提供する企業からのライセンス料で採算をとるような形を取っていると、開発途中のコーデックを使うわけには行かないように思えます。
Mumble 1.2.0 と TeamSpeak3 、どちらが次世代の主流ボイスチャットソフトになるのでしょうね。私は純粋に性能と使いやすさ(サーバの使いやすさ)を考慮して、どちらかに絞りたいと思います。
他にも VoiceChatter というオープンソースのゲーミング向けボイスチャットアプリケーションがあるようですが、ネタのように思えてなりません。
開発動機を見てみると面白いです。軽く翻訳すると次のようになります。
Voice Chatter はフリーで、クロスプラットフォーム(WinやLinuxなど多様なOSに対応)のボイスチャットアプリケーションであり、ゲーミング用途に設計されている。もちろん、他の用途でも有用だ。なぜ、VoiceChatterを作ったのか?自分が素晴らしい音質だと思えるボイスチャットソフトが存在しないし、すべてのメジャーなプラットフォーム(Windows、Linux、Mac)をサポートするソフトがない。私はLinuxがお気に入りで、Linuxでゲームをしたい。しかしながら、最も人気のある2つのアプリケーション(たぶん、VentとTS2)はLinuxに対応していないか音質が悪い。
条件を満たすボイスチャットソフトはないと言っていますが、Mumbleが条件満たしていますよね。実装予定の機能を見てもまんま Mumble と同じ機能を実装しようとしているだけですし、音声コーデックがSpeexという旧世代のものです。存在自体が疑問ですよね。
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コメント (Close):3
- ななし 09-12-11 (金) 16:33
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周りではventrilo使用率が高いのですが、主な理由として
回線への負荷が他のVCツールに比べ低いとされているからです(と聞かされて(ry)。
実際に検証したわけではないので、ほんとかどうかわからないのですが、、
mumbleが回線への負荷が少ないのであれば、そちらに乗り換えようかと思います。
そこで質問なのですが、mumbleは昔重いと聞いていて使ったことがないのですが、
ventriloと比較して負荷(ゲームと同時起動するとラグくなる、pingが跳ね上がる等)のほうはどうですか?ちなみにventrilo2.1.4使用中です
- haru 09-12-11 (金) 17:49
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設定次第じゃないでしょうかね?
音質を上げれば扱う情報量が増えて回線負荷は大きくなりますし、下げれば小さくなります。
Ventrilo の初期の音質設定が他のVCと較べて低いために、そのように言われているのではないかと思います。
個人的には同じ音質であればVentrilo 2.1.4はむしろ回線負荷が高い方だと思っています。
Ventrilo 2.1.4 ではプッシュトークにしていても、常にマイクが拾った音声のデータを相手に送信しています。送られてきた音声データに発言フラグがついていたら再生、そうでなければ捨てるみたいですね。Mumble では、発言しきい値を超えない場合やプッシュトークでボタンを押していないときはサーバに音声データを送信していません。音質が同じなら回線負荷が変わらない。でも、いらない音声データを送受信しているVentのほうがむしろ回線負荷が高いのは明らかです。
それでも、ゲームに影響するほどとは思えません。影響が出るならむしろネットワーク関係のハードウェアが貧弱なのだと思います。SkypeのようにP2P式のVCならともかく、C/S式のVCでそこまで回線負荷に差があるとも思えません。どのツールを使っても音質設定を下げれば回線負荷自体は変わらないはずです。
回線負荷とは別にツール自体の重さの話ですが、Mumble は高機能な分、Ventriloより使用するメインメモリの量が多少多いです。メインメモリの容量がギリギリの環境で使うのであれば、Ventのほうが良いかもしれません。 - ななし 09-12-11 (金) 22:03
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確かに設定次第ですね。
ventでいうと必要最低限の機能があるだけといった印象なので、軽いというイメージがあるのかもしれません。そもそもmumbleを導入しようと考えた動機は、windows7 64bitで動作が不安定だからなのでメインメモリの心配はないです。(6Gつんでるので)
なので、一先ず導入してみて様子見してみようと思います。
ありがとうございました。